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分からず屋たちとの戦い。③対処法:人は客観的になれない。の巻 人付き合い 2014年06月01日 前回は、文化って何?というところをお話ししました。 文化とは、「他の集団と区別するマインドの集まり」という話でしたね。 個々のマインドの集まりが国家単位の文化になるってなんだかほんとかな?って感じますが、ナチスのヒットラーなど、様々なリーダーたちがこれを利用して指揮をとり、国家や集団を動かしていたのですから、これは事実でしょう。 私たちの心は常に帰属したい・よりどころがほしいと自然に思うようになっているので、 例えば離婚直後に王子様みたいな人が現れたり、 占い師が現れたりすると、 ついつい、もとの自分を見失ってしまうものです。 なんと、恐ろしい。 今回は、実際、どうやってこれに対処するかということを勉強し、自分なりに考えた結果、というものをお話しします。 一つ目!! まず、客観的にはなれないということを知っておくこと。 文化に振り回されろと言っているわけではありません。 でも、これはもうどうしようもないのです。 私たちは、食べ物の好き嫌いがあるように、人と関わりながら生きている以上、どうしても先入観を持たずして生活することはできないと考えます。 ある建築物を見て、「古い」「美しい」という感想を持つように、ある国に対して、「危険だ」「金持ちが多い」なんていう先入観を持ってしまいます。 これは、一つに、人間の特徴として、「他人の話を聞いて、自分がその体験を理解できる」という特徴があるからでしょう。 (これは、簡単に言うと、犬Aが犬Bに、「○○スーパーのホネホネ、うまかったよ」といっても、犬Bはそれが理解できませんよね。でも、人間なら理解できますよね。ということです。笑) 人の持った感想を自分が経験したように感じることができるので、他の人の話やマスメディアの情報をもって、「A国は危険だ」ということをマインドに埋め込まれれば、「A国は危険だ」と思ってしまいます。 これに対して、対処法は2つ。 一つは、自分の考えや感想をきちんと持つこと。 これは自分の感想?他人から得た知識?という点をきちんと区別しておくということ。 二つ目は、日ごろから形容詞に気を付けるということ。 古い、大きい、うるさいなどの形容詞は、すべて図りようのないものです。 だって、何と比べて古いか、大きいか、うるさいかというと、自分の中の「普通」と比べて、普通より古い、大きい、うるさいとか言うことを言っているに過ぎないのです。 人は、なかなか客観的にはなれないものです。 PR http://wonderfull.o-oi.net/kankei/bunka_32分からず屋たちとの戦い。③対処法:人は客観的になれない。の巻